お手入れ方法
お花のお手入れ方法
- 花瓶などの器を清潔に
- 水揚げする
- 水に浸かる部分の葉を取り除く
- 水を2、3日に1度取り替える
- 茎の切り口を切り戻す
- ・咲き終わったお花や葉の整理
切り花は雑菌に弱いので、使用する花器は初めに洗っておきましょう。
切り花やグリーンが弱ってしまう大半の原因は水不足にあります。
茎を切る事によって、水を再度吸収しやすくなるように手助けをする作業です。
花瓶の水に葉が浸かっていると、葉が腐りやすくなります。
腐った葉が入っていると、雑菌が繁殖する原因にもなってしまうので
水に浸かる部分の葉は取り除いてください。
雑菌が増えた汚れた水を吸った植物は、元気がなくなってしまいます。
お花を長持ちさせるためにも、水は2、3日に1度取り替えましょう。
この時、花瓶もちゃんと洗って清潔に
水替えのタイミングで、水揚げでしたように茎を切ってあげます。
この時、水に浸かって変色した茎の部分を切り落としましょう。
切り口を綺麗に整える事によって水が吸収しやすくなります。
咲き終わった花や、傷んだ葉をつけたままにしておくのも、
花持ちが悪くなったり、水汚れの原因になってしまうので、水替えの際に取り除いてあげましょう。
水揚げ方法
水切り、水折り、焼き揚げ、湯揚げ、たたき揚げ、枝割り と
様々な方法がありますが
大半のお花は「水切り」での水揚げで大丈夫です。
※一つの花でも、花屋さんや書籍などによってさまざま違うので、一つの参考としてください。
花便り、彩時間、両プランとも「水切り」での水揚げをおすすめします。
水切り

最もスタンダードでありながら、簡単な水揚げ方法です。
バケツなどに水をはり、茎部分を水に沈め切ってあげるというやり方です。
茎を水の中に沈め、そのまま水の中で茎を斜めに切ります。
茎が半分以上浸かるくらいの深水に1時間ほど浸けておくと、お花が元気になります。
※斜めに切ることで断面の表面積が大きくなるので、水を吸い上げやすくなります。
※切れ味の悪いハサミや錆びついたハサミを使用すると、雑菌が入り込む場合があるため、清潔なよく切れるハサミを使用しましょう。
水折り

バケツなどに水をはり、水中で茎を折るやり方です。
トルコキキョウなど、茎の繊維が多い花におすすめです。
※トルコキキョウ、マーガレット、リンドウなど
焼き揚げ

茎の先端を焼いて水揚げする方法です。
花や葉に熱が伝わらないよう茎を出した状態で花の部分に新聞紙を巻きます。
バーナーなどで茎の先端を2~5 ㎝ほどを火であぶり、炭のように黒くなった
ら水に浸けて冷まします。
茎の中心がスポンジ状のもの、茎から白い液体が出るものにおすすめ
※アジサイ、芍薬、ブルースターなど
湯揚げ

お湯を使って水揚げする方法です。
花や葉に熱が伝わらないよう茎を出した状態で花の部分に新聞紙を巻きます。
茎の先端を熱湯に数秒浸けたら
(お湯につけた部分の茎が、鮮やかな色に変わればOK)
水に浸けて冷まします。
萎れやすい花、茎から白い液体が出るものにおすすめ
※マトリカリア、ダリア、ストック、ブルースターなど
叩き揚げ、枝割り

ハンマーなどで叩いたり、枝を縦割りに切って水揚げする方法です。
細い枝ものなど、繊維をほぐす様にハンマーなどで叩いてから水に浸けます。
太い枝ものなど、切り口にハサミなどで十文字に切り込みを入れ割ってから水に浸けます。
枝ものにおすすめ
※梅、桜、ヒバなどの枝もの、ブルースターなど
水揚げ方法動画 チャプター
・共通の水揚げの基本 3:00
・水切り 5:00
・水折り 8:00
・焼き揚げ 10:40
・湯揚げ 12:23
・叩き揚げ 14:30
その他
置き場所…
水が腐敗しやすくなるため、直射日光の当たらない場所におきましょう。
乾燥を防ぐため、 エアコン、ストーブの風が直接当たらない場所に置きましょう。
栄養剤…
切り花専用の「栄養剤」の使用をおすすめします。
花持ちが良くなり、雑菌も抑える効果があります。